今回の乃村工藝社様のお話は自分にとって大変興味深いもので、貴重な時間だったと思います。自分はデザイン系に興味があり、乃村工芸社様はテーマとして「”場づくり”という仕事」とされていました。空間デザインはビジネスにおいてとても重要なことなのだと学びました。
ニュースにも取り上げられたガンダムの設計から、私たちの知らない身近な空間デザインの多くに乃村工藝社様が携わったものがあり、石橋先生が何度もおっしゃっていたようになんだか掌で踊らされているといった感覚を覚えました。
リスーピアのお話がとても印象的だったのですが、それはやはり、メインのターゲットが子供であるにも関わらずデザインはシックで大人っぽくしていたり、ゲームとして勉強できたり、また、それを計画実行するのにたくさんの役割の人が関わっており、プロジェクトごとに必要な人が集まって行うという会社方針がすばらしいなと思いました。
講義の最後に大切なことをいくつもおっしゃっていたと思うのですが、とりあえずやってみる、というのは新しい発想にもつながるチャンスになり行動力というのは非常に大切なのだとおもいました。いつだったか、「同じ発想1万人がする、しかしそれを実行するのは10人にも満たない。」という言葉を聞いたのを思い出しました。
個人的にすごく聞き耳をたててしまったのが、文系であるこの学部でもクリエイターになれる、ということで、総合的に学際的なことを学ぶこの学部でたくさんのことを学び、画期的な、他の人が思いつかないような発想を思いつくことができるのではと改めて感じました。
授業が終わった後も興味があったので少し残ってお話をうかがっていたのですが、常に時代の流れに添いつつ乃村工藝社様の独自の感覚で事業を展開していらっしゃって、非常に聞いていておもしろいなと思いました。たくさんのことを学び、それを発想につなぐということが重要だと強く感じました。
(2012/5/25実施)