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実践メディアビジネス講座III 日本サード・パーティ株式会社 古川宏幸氏 講演

今回の講義は非常に驚きに満ちたものでした。「クラウド」というものの名前を知ってはいたものの、いざどういうモノか?と問われるとハッキリと説明できない程度の知識しかなかったので、そもそもの「起こり」と普及、現在の利用、活用状況などを知ることが出来、とても有意義に講義を拝聴できました。

今日において、「IT」はもはや企業にとって必要不可欠なものになっており、従来の紙媒体を利用したアナログな情報から、「IT」などへ「情報のデジタル化」が進み「情報は資産」と称されるまでになっている、という点は、IT関連企業の盛り上がりなどのように非常にわかり易いものですが、実際にその「ITの普及」に段階があることは知りませんでした。特に「メインフレーム」や「ワークステーション」という単語、そして最初からデータを集積する「データセンター」という目的で使われていたというわけではなく、PCを共有する、あるいは少し進んで限られた人物にのみ利用を許可し、情報を「集積」から「拡散」するようになった、とかなり細やかな段階があるという点を始めて知りました。それに加えて、インターネットの普及に伴い、この「情報のデジタル化」はさらに進み、現在では自分や企業側で「情報を集積して拡散する」というデータセンターや、システムを構築するのではなく、ネットワークを通じてそのシステムを利用すること、それを「クラウドコンピューティング」と称す、これが「クラウド」と称されるモノの正体であると知り「なるほど」と膝を打ちました。

それまで「クラウド」は漠然とネットを介してサーバ上のデータやファイルを、いちいちローカルを経由せずにネット上でやり取りするモノだけを指すと思っていたので、「情報システムそのもの」を自前のサーバからネットワーク上のサーバに移植する、というのは全く想像していなかったので、非常に驚きましたし、同時にこれが爆発的に普及したのも頷けました。Gmailなどのメールサービス、OneDriveなどのクラウドサービスなど、現在でもクラウドを活用したサービスが流行していることもその証左でしょう。クラウドならば一から設備投資をする必要もなく、ただ利用するだけ費用を投資すれば投資した分だけ利用することができるために無駄が少なく済み。かつネットワークに接続できるならどこでも利用ができる、とあれば利便性と費用対効果は従来のオンプレミスと称される自前のシステムを構築することとは一線を画すのは当然でしょう。講義でも触れられていたように、クラウドには「5つの利点」、オンデマンドセルフサービス、幅広いネットワークアクセス、リソースの共有、迅速な拡張性。サービスの計測可能・従量課金制などがあり、にもかかわらず日本での導入率が低いというのが何故だろうと思いました。

当然クラウドは万能でもないし、第三者にシステムを依存する以上、ある程度の危険性はあるでしょう。それでも、クラウドによって仕事の能率や効率を向上させられることは自明であり、それを活用できなければ日本の企業は海外に大きく溝をあけられてしまうと感じました。日本はシステム構築者がITベンダー企業に多くいる中、米国ではユーザー企業に多くいるため、自前のシステム構築をしづらいという点はありますが、それでもコストメリットになりうる「クラウドコンピューティング」を日本でも積極的に使っていくべきであると感じました。今回は貴重なお話を、ありがとうございました。


本日はお忙しい中、私たちグローバル・メディア・スタディーズ学部生のため、貴重なお時間をいただきありがとうございました。実際に現場でご活躍されている古川さんのお話はとてもためになり、勉強になりました。主に今回は、IT基盤のお話をされていましたが、時代とともに変化しているということ、情報のデジタル化も私たちの生活の中では欠かせないものであり今や生活に支障が出るほどのものとなっているということに改めて気づかされました。また、クラウドや海外の利用率など実例なども挙げられており、とても分かりやすかったです。日本の企業の特性と海外との違いなども確認することができました。特に、私は講義の中で「IT基盤」とそれに対する「ビックデータ」というところがポイントだと思いました。そして、今後の最先端技術での未来と、技術的問題、今起こっていることなどで現状把握を改めて考えさせられました。ITは難しいイメージがありましたが、歴史や背景を振り返り、私たちの身近なサービスやツールに触れることで、より日本のIT技術は一般化され発展するのではないかと思いました。本日は本当にありがとうございました。


先日は、私たちのために大学まで足を運んでいただき、講義をしていただいて、ありがとうございました。まさに今、これからの未来に必要なITについて教えていただき、とても感謝しています。
本講義で学んだことのひとつは、ITは誕生してから、個人が管理するようにまで進化を遂げてきたということ。もうひとつは、Cloudが絶対的になっているということを学びました。
まずひとつ目については、今ではコンピュータは情報システム部署が一括して管理していたものを今では個人が管理するようになり、企業においては生産性や効率性が上がり、より便利なものになりました。情報を集めるだけでなく、発散することまで可能になった今、情報の正確性やなどには個人が十分に見極める能力が必要だと思いました。
二つ目は、Cloudが身近になってきているといことです。情報基盤がオンプレミスからクラウドコンピューティングに移り変わり、必要な時に必要な分だけ簡単に使えるようになり、とても便利だと思いました。コストも、リースの長期的固定化に比べ、だんだんコストダウンしていくし、Cloudの調達も数分で終わるので、多くの企業が導入する理由がわかりました。すごいと思ったのが、橋などにインターネットをつなげることで、災害などによる歪みや、一日にどれくらいの車両の交通量を計測することが可能になった時代にまで進化したのだと、関心しました。
多くの人、企業がCloudを利用し、仕事をし、人とつながり、今やITなしには生活できないほどにまで世界が変化しました。米国に比べまで日本でのCloudの導入率は少ないが、使うメリットを知らないだけだと思うので、ぜひ多くの企業で利用してほしいと思いました。伴って、私自身もコンピュータをもっと自由自在に使えるようになれば、将来の選択肢も広がると思うので、もっと頑張ろうと思います。
お忙しい中、どうもありがとうございました。

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