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学部長から卒業生へのメッセージ

GMS学部卒業生の皆さん

このたびはご卒業おめでとうございます。

今年度は、新型コロナウィルス感染症の問題があり、大学としてやむを得ず卒業式を行わないこととしました。楽しみにされていた方も多いと思います。申し訳ありません。

とはいえ、今、ヨーロッパ各国や米国などで起きている大規模な感染拡大を防ぐためには、必要な対応であったと考えています。これは皆さんにとっても他人事ではありません。卒業式、学位記授与のために多人数が長時間集まる場にいることで万が一感染してしまうようなことがあれば、4月以降の活動にまで大きな影響を及ぼすからです。

同級生や下級生、あるいはゼミの指導教員など、この機会に会っておきたかった人たちに会えなかった人も多いでしょう。ぜひ4月以降、今回の問題がある程度収まってから、その機会を作ってください。「袴を着たかった!」という方もいるでしょうが、もともと女子学生の袴は式典用の晴れ着ではなくふだん学校で着るための活動着でした。ふだんから着たらいいと思います。着物業界もきっと喜ぶことでしょう。

世の中は時間の経過とともにいろいろなところで少しずつ変わっていきますが、ときには大きな変化が比較的短期間に起きることがあります。歴史に刻まれた大きなできごとの多くはそうしたものですが、今回の新型コロナウィルス感染症の世界的な流行も、2011年の東日本大震災及び福島第一原発事故、2008年のリーマンショック、2001年の同時多発テロなどと同様、社会の情勢を一変させるインパクトを持つものになりそうです。

皆さんは今、そうした大きな社会の変化を社会人として初めて、現場で、リアルタイムで目撃していることになります。何が起きているのか、対策の何がうまくいって何が失敗だったか、ぜひつぶさに観察してください。これまで大学で学んだことを総動員して、それらにどんな意味があるのか、社会がどのようにして立ち向かうべきなのか、考えてください。

これまで歴史上起きてきたさまざまな困難と同様、人類は今回の問題もやがて克服していくでしょう。そのプロセスを知ることは、今後社会の中核を担うことになる皆さんにとって、貴重な学びとなるはずです。次の困難が訪れたときには、皆さんが中心となって立ち向かっていくことが求められるからです。

皆さんの時代が、これから始まります。
健闘を祈ります。

2020年3月24日

GMS学部長
山口 浩

GMS授業支援システム(在学生向け)